主要目的地 | レストハウスところ、網走監獄、レストランぽんと |
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主要道路 | 国道238号、国道243号 |
期間 | 2016/07/19(火) 5:00〜22:00頃 |
走行距離 | 136kmくらい |
高速区間 | なし |
金額 | 7,300円くらい |
天気 | 雨 |
おはよう、北海道!とっても爽やかなお目覚めですよ!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
…天気以外。。。
前日に確認した予報だと、夜の内から結構な土砂降りに見舞われそうな雰囲気だったんだけど、朝起きて最新の情報をゲッツしてみたところ、
↑こんな状況
因みに僕はサロマ湖におります故、画像でいう北見市の少し北辺り。この時点だとまだ降っておらず、要は午前中いっぱい土砂降りということ。
1週間のツーリングともなれば、多少の雨は勿論覚悟してはいるものの、土砂降りの中好んで走るワケもなく。
SLのライダーハウスは4時からチェックインし始めるんだけど、「4時から清掃する」という謎システムなので「それまでは居ても良いよー」とは管理人さんのお言葉。
ありがたく午前中いっぱい雨宿りさせて貰いましょうね(≧∇≦)b
それにしても、火曜を乗り越えれば晴れが続く予報だったハズが、
↑いつの間にやらこれもんですわ
これから釧路方面へ行こうと言うに、連日曇り予報。「天気予報とは一体なんだったのか」と疑問に思わざるをえない事案。。
気象庁さん、気象庁さん。全部当ててくれとは言いません。晴れ予報だけ当ててくれるようお願いします(m。_。)m
■計呂地のSL
朝起きて朝ごはんを買いに外に出ると、SLを管理しているオジサンに遭遇。
話をしてみると、なんでもこのSLは昭和20年代に本州を走っていたもので、29年に北海道仕様に変更。50年代ぐらいまで走っていたそうな。
60年以降は釧路で眠っていたところ、ここ計呂地の駅が廃駅になる62年、釧路から持ってきて改装したとのこと。
何でも木造の作りの客車は珍しいそうで、随分と遠くから写真を取りに来るマニアが居るらしいのだね。
そんなSLの客車を1両ぶち抜いて宿にしているというのも謎なのだが、結構ありがたいところに泊まったのかも知れないね。
↑僕が生まれた時には既に引退していたSL
宿になったおかげでこうして巡りあったと思えば、ちょっと感慨深いものがあるよね。
↑宿泊の客車にも当時の面影が残る
■雨宿り
さて、午前中雨宿りすると決まったら、早い内に食料を調達しようね。
↑隣のお店に行って
↑おにぎりとザンギを調達
ただのおにぎりと思う無かれ。今の時代にあって、おそらくは早起きしたお店の人が手で握ったと思われるおにぎりなのだ。
ホカホカで優しい味なのだね。このおにぎりは旨い(≧∇≦)b
とか言ってる間にいつの間にか土砂降り。
いつまで降るんですかねー、なんて雑談してる内に、ゴールドウィンの2人組が雨宿り場所を探して到着。
「いやー、大変でした」とはゴールドウィンのお二人の言葉なんだけど、この雨で雨宿りは分かるんだが、何故走り始めようと思ったのかは永遠の謎なのだね。しかも小ぶりになっても出て行かないし。。
■出発
隣では共に1泊した同年代のVストロームの人が屈斜路湖付近でライダーハウスを予約したとのこと。聞くと、良さそうなところだったので僕も予約。
この雨じゃ今日は長距離走るのは辛いし、道東はしっかり周りたいからね。
にしても、お昼も過ぎて小ぶりがもう暫く続きそうな雰囲気というところで、
「『自然を楽しむ』の自然に雨は入ってないのかい?」
と言われた気がして、急に出発したくなってくる。
「僕、そろそろ出発しますね!また次のライダーハウスで!(´▽`@)b グッ」
と、お別れして相棒のところへ。
↑すげー降りそうなてるてる坊主のお見送り
■サロマ湖〜レストハウスところ
↑昨日と同じくサロマ湖沿いをひた走り
辿り着いたのは
↑レストハウスところ
ツーリングマップルによるとここのホタテづくし定食が美味しいとの事で楽しみにしてたのだよ。
雨で走る楽しみが少ない分、食事には余計に期待してしまうワケで、自然とハードルが上がるというもの。
↑でーーーーーん!
1,800円でこのボリューム!
ホタテの刺身に、ホタテのフライ、ホタテの茹でたヤツ?に煮物的なもの、お吸い物もホタテ入り(≧∇≦)b
読んで字のごとくホタテ尽くし。勿論お味の方は文句なく二重丸で大満足なのでした。
■網走監獄
さて、雨でも楽しめる網走の名所と言えば、
↑網走監獄博物館
あんまり期待してなくて入場料1,080円に「高っ!」と思ったりしたものの、個人的には結構行って良かった場所になったのでした。
↑脱獄の有名人「五寸釘の寅吉」さん
叔父の敵討ちで捕まるも、敵が生きていた事が分かって脱獄を繰り返し、逃げる途中で5寸の釘を踏み抜いたにも関わらず、そのまま十数キロ走ったことで付いた異名。
網走監獄の博物館には脱獄の方法を解説してるコーナーもあるんだけど、説明を聞いてもそれでどうして脱獄が出来るのかさっぱり分からないというね。
↑5本の放射状に作られた舎房
↑格子が斜めになってるので、向かい合った部屋からは互いが見えない
↑悪いことするとこういう陽の光に当たらないところに閉じ込められるとか
怖ぇぇぇ(;゜Д゜)
ところで、ここに来るまでは脱獄不可能の一番怖い監獄というイメージしか無かったんだけど、色々説明を聞いてると、この監獄は元々ロシアからの脅威に対抗するため、人と物の流れを活性化させる目的で中央道路(網走から北見)建設の為に作られたところ。
恐ろしく危険で重労働な作業の人員確保の為、囚人が充てがわれ、釧路の監獄から1,200人が移送されたそうな。
短い工期での完成と引き換えに、数百名の囚人ほか看守にも犠牲者が出て一緒に祀られてるとか。
過酷な環境にあって、囚人と看守にも友情があったんだろうかとか、酷い扱いだけどこれが無かったら北海道はどうなってたんだろうとか、ふと考えてしまうのだね。
さて、見学している内に雨も止んできたんだけど、、、
↑……やっぱこうなってるよね・・(´;ω;`)
■峠の湯〜美幌峠〜レストランぽんと
↑北海道らしい道を走りつつ
辿り着きましたるは
↑峠の湯
美幌峠に到着する前に一休みと思って入ったところなんだけど、聞くところによると屈斜路湖周辺の「共同浴場」とか「砂湯」の方が珍しいようなので僕は行ってないんだけど検討すると良いかもです。こっちは普通のお湯ですゆえ。
有名な美幌峠はというと、
↑まあ分かってたよ
↑屈斜路湖が見えただけ儲けもの
明日リベンジしましょうね。
↑「ぽんと」に到着(≧∇≦)b
Vストロームの人も既に到着しておりましたよ!
ここはレストランなのだが、ライダーハウスなので宿泊可!
1,000円で何と布団付きですよ!贅沢だねー(ノ≧ڡ≦)
テント泊ばっかりだと身体も疲れるだろうから、こういうところも織り交ぜると良いんじゃないかな。
そうそう、北海道は特にそうだと思うけど、儲けというよりライダーへの宿提供的な側面が強いので、感謝の気持ちを忘れないようにしたいよね!
お店の人にお願いして水道を借りて
↑相棒の泥を落とそうね
ウェスとビニール袋があれば水汲んで洗車する技を習得したのでありました。
相棒が綺麗になったところで、
↑カレーと
↑おビールを嗜もうね
宿には沢山のバイク乗りが居て話をしてたんだけど、熊みたいな体格の一人が道東の温泉を全制覇したそうで色々聞いてみたよ。
カムイワッカ、ヌプントムラウシとかいう呪文のような温泉と、川北温泉、熊の湯、薫別温泉あたりがオススメとか。
まあ、大体羆の生息地帯っぽいので熊スプレーは必須らしい、というか熊スプレーの射程って完全に熊の間合いなんじゃ・・・?(・_・;)
オジサン、スプレーよりも熊の一撃の方が早いんじゃないかと思うのだよ。
因みに、薫別温泉ってGoogleMapsで検索すると分かるけど、道が無い。
近くの郵便局へ行くと行き方が書かれた地図を貰えるそうなんだけど、どこのドラクエだよっ!
話を聞いてちょっと興味が湧きつつも、必須装備は
- 熊鈴
- 熊スプレー
- 熱湯を川の水で冷ます為のロープとバケツ
装備が足りない。
てか、およそ風呂に行く装備に聞こえねぇ (´д`ι)
そんなこんなで盛り上がりつつ、明日に備えて眠りにつくのでした。
■ルート
(トータル走行距離:29,756kmぐらい)